2021.9.1(水)
DHLジャパンが業界初の電動バイク本格導入により、 ラストマイルデリバリーにおける配送スピードを向上
さらなる環境負荷の削減も。
aidea 株式会社(東京都港区、代表取締役社長 池田 元英)は、国際エクスプレスのリーディングカンパニー、DHLジャパン株式会社(東京都品川区、代表取締役社長 トニー カーン)と、電動3輪バイク「AAカーゴ α4」の売買契約を締結。2021年8月31日に、東京都江東区のDHL東京ディストリビューションセンターに、10台を納入しました。国際エクスプレスの業界において、電動バイクの本格導入は初めての試みとなります。
[目的1:配送スピードの向上]
昨今の越境Eコマースの普及で増加しているラストマイルデリバリーや、ビジネス街における機動力を高めるために、従来使用していた四輪バンに加えて「AA カーゴ」が導入されました。「AA カーゴ」は、主に東京都・大阪府の都市部で展開されます。四輪バンでは入りづらい細い路地や駐車が困難な地区において、バイクならではのコンパクトさを活かした機動性により、配送スピードの向上を目指しています。
[ 目的2:環境負荷の削減 ]
ドイツポスト DHLグループは、2021年3月に、「科学的根拠に基づく目標」としてパリ協定に沿って、温室効果ガスの排出量を削減する脱炭素化に向けたロードマップを発表しています。この目的のために、グループは2030年までに80,000台の e-vehicle をラストワンマイル配送に導入し、集配車両の60%を電動化するなど、クライメイトニュートラルなロジスティクスに70億ユーロを投資し、ロジスティクス企業としての責任を果たす方針を打ち出しています。 今回「AA カーゴ」の導入においては、配送車両の「電動化」だけでなく「小型化」も推進することで、さらにエネルギー消費を抑え、環境負荷を削減することが期待されています。
■DHLの概要
DHL-世界のロジスティクス企業
DHLは、世界のロジスティクス産業をリードするグローバルブランドです。グループ各部門が提供するサービスは他の追随を許さない広範囲なポートフォリオを構成しており、国内および国際小包配達から、eコマースの商品配送、フルフィルメントサービス、国際エクスプレス、陸上・航空・海上輸送、産業別サプライチェーンマネジメントにまでおよびます。世界220以上の国・地域で40万人の従業員が、人々とビジネスを確実に繋ぎ、グローバルでサステナブルな貿易の実現を可能にしています。テクノロジー、ライフサイエンスやヘルスケア、エンジニアリング、エネルギー、自動車、そして小売りなど多くの成長産業や市場向けにソリューションを提供し、「世界のロジスティクス企業」として位置付けられています。
DHL は、ドイツポストDHLグループです。グループ全体の2020年の売上高は660億ユーロ超に達します。社会と環境にとってサステナブルなビジネスの実現とその約束を通じて、世界に貢献をしていきます。ドイツポストDHLグループは、2050年までにロジスティクスにおけるゼロ・エミッションの達成を掲げています。
■DHL ジャパン株式会社 代表取締役社長 トニー カーン様のコメント
「タイムクリティカルな重要書類やビジネス小包などをいち早くお客様にお届けし、お客様の国際ビジネスを円滑にサポートするのが当社の重要な使命です。国際エクスプレス企業として、いち早くaideaの電動3輪バイクを本格導入したことで、都市部での機動性を更に向上させ、同時に環境負荷の削減にも貢献します。更なるカスタマーエクスペリエンスの向上と、地球環境の負荷削減の両立のために、DHLジャパンでは、今後も躊躇せず車両のグリーン化を加速していきます。」
■AA カーゴについて
「AA カーゴ」は、脱炭素社会へ向けた世界的な取り組みであるEVシフトの一助となるべく開発された電動 3輪バイクです。荷物の運搬に最適化した車体構造により、コロナ禍における食品宅配の急増や、小口配送におけるラストワンマイル問題にも対応します。大容量バッテリーを搭載することで長距離走行が可能な事はもちろん、非常時の電源ともなる「走る蓄電池」としての活用も期待されています。
AAカーゴ α4「DHL」仕様
[ 強み1:スペース効率 ]
四輪車と比較して圧倒的にコンパクトなサイズ。駐車場不足、狭あい道路、渋滞など、都市部の交通課題を解消することができます。一人の人間と少量の荷物の移動に最適な、高効率なモビリティです。
[ 強み2:エネルギー効率 ]
小型、軽量であるがゆえにエネルギー消費も少ない電動バイクは、環境負荷の削減に役立つモビリティです。